クライアントのPPCの報告書を作成していて、
1週間のコンバージョン数よりもアシスト数が多い場合がありました。
「アシスト」とは、1度キーワードAでサイトに訪れたものの、
そのときには購入にはいたらず、次回、キーワードBでサイトに
訪れて購入にいたった場合、
キーワードBにコンバージョン1がカウントされ、
キーワードAにアシスト1がカウントされる。
というもの。
ポイントはどちらもオーバーチュアの広告をクリックしたもの
じゃないとキーワードAはアシストにならない、ということ。
例えば、キーワードAをクリックしてサイトに訪れたものの、
そのときは購入にいたらず、次回「お気に入り」から訪問して
購入にいたった場合は、キーワードAは"アシスト"ではなく、
"コンバージョン"にカウントされる、とのこと。
つまりつまり、そう考えると、次のようなことが成り立つ。
①オーバーチュアで掲載されたキーワードA広告をクリックしてサイト訪問
②その時は購入しないでかえる
③次回、そのお店の名前で検索して広告を踏まずにサイト訪問
④その時に購入する。
このとき、コンバージョンしたキーワードはお店の名前ですが、
お店の名前はオーバーチュア広告経由ではないため、
オーバーチュアではキーワードAがコンバージョンとしてカウントされる(たぶん)
本来は
キーワードA アシスト1
お店の名前 コンバージョン1
というのが正しいのだろうけど、システム上それは難しいということ
なんだろう。(違ったら訂正します)
ところで、話を戻して、アシスト数のほうがコンバージョン数よりも
多いケースがあった場合について考えてみる。
コンバージョンのほうが多いのはよくあることだとしても
アシスト数が多いというのはどうことだろ?
そこで、シンプルに同じ人がいろいろな広告を踏んで、最後に
コンバージョンにいたったのだと思い至った。
自分に合うサプリメントを探している人がいたとする。
その人は、
①「サプリ 健康」で検索しオーバーチュア広告を踏んで
サイトに訪れたものの買わなかった。
②次に「サプリ ビタミン」で検索しオーバーチュア広告を踏んで
サイトに訪れたものの買わなかった。
③次に「サプリメント 東京」で検索してオーバーチュア広告を踏んで
サイトに訪れたものの買わなかった。
④最後に「サプリメント 肌荒れ」で検索してオーバーチュア広告を踏んで
サイトに訪れて、購入にいたった。
という動きをしたとする。
そうすると、
「サプリ 健康」 アシスト 1
「サプリ ビタミン」 アシスト 1
「サプリメント 東京」 アシスト 1
「サプリメント 肌荒れ」 コンバージョン 1
となる。
こういうケースの場合、アシスト3、コンバージョン1という
アシスト>コンバージョン の状況が生まれる。
この人の場合、4つのキーワードで検索して(あるいはもっと検索したかもしれないが)
4度同じサイトに行き着いたため、信頼性を感じて購入にいたった可能性もある。
どちらにしろ、
アシストがカウントされている以上は、ホットなターゲットに響いたキーワードである
ことは間違いないから、重要視しておいたほうがいいと言えそう。